ヨシムラのST2カムシャフトです。 よく聞く話は、間違えて来るらしいです。
シリンダーヘッドのスタッドボルトを規定トルクで締め付けます。
手で、4.6Nm位かなーと思って締めてた力は3.3Nmでした、トルク管理はしっかりしないといけませんね。
カムシャフトを載せます。
カムホルダーを3回位に別け締め、上死点を出した1番シリンダーに対してカムスプロケットを借り付けします。
タイミングホイールを取り付けるため、クランクシャフトのセンターボルトを外します。エンジンが小さく見えますが、モンキーが大きすぎるのです。
タイミングホイールとダイアルゲージを使用して、1番シリンダーの上死点を出し、カムスプロケットとカムを合わせます。これ以降タイミングホイールだけが頼りになります。
バルブクリアランスを規定値に合わせ、バルブクリアランスを測定します。このエンジンは小さく作ってあるため、かなり測定しにくいです。
直押しタイプのヘッドって、どうやって計るんですかねー?
バルブクリアランスを合わせていると、すごいことに気がつきました
この時点で、作業開始から7時間経過してます。
カムホルダーのIN側に青ペンキが塗ってあるますよね、なんとこのエンジンには、IN Rと刻印したホルダーが2個あることを発見しました!
この時点で、作業中断し購入したバイク屋に電話して、メカニックと協議します。
よく見ると、IN側に付けたホルダーの刻印の位置には青ペイントしてあり、INの文字に取消線が引いてあります。これがEXでしょう・・・・・
右の写真はEX側に付けたホルダーです・・・
2分の1の確率で、ハズレを引きました。
こっちには、取消線はがありませんので、これが正解のIN側ですね。
まあ、気が付かなかった俺が悪いのです・・・・
このヘッドを組み立てた、ラインマンにムカっとしたけど、刻印を消してあるので、間違いでは無いですね、他の場所に『EXです』って書いて欲しかったな〜・・・ つうことで、一度全部ばらして、組み直しです。
カムシャフトを外して、2時間で組みあがりました。
タイミングホイールを外して、クランクシャフトのセンターボルトを規定トルクで取り付けます。
圧縮圧力を計測します。 最初は全気筒7Barしかなくて、またバラすんか?と考えてクラクラしましたが、スロットルバルブを全開にする事を忘れてました。2回目は、
No1 15.5bar No2 15.8bar No3 14.5bar No4 15.6barとなり
ました。3番だけ少し低いですが、良いします。
圧縮圧力計です。通販で¥3,000円ほどで購入しました。
エンジン分解整備時は必ず用意したい測定器ですね。
機関組立完了!!!