今まで使っていた、オイルクーラー用パイプ。
CBR1000F用の部品ですが、10mm程長さが足りなかったので
無理やり付けてました。シール材を充填していたのですが、シール材
の所でリークしていた為、精神衛生上良くありませんでした。
新品のパイプをセンターで切断します。
使用した工具は、エアコン配管用のパイプカッターです。
ジョイントに使うパイプはエアコン用の4分(1/2インチ)銅配管を使用
します。
5セット分程余ってますので、欲しい人はメールください。
ハンダ面をサンディングし、トーチで炙り、ペーストで酸化皮膜を落とし、棒はんだを落とします。
コツは、隙間を埋めるように半田をすることです。
工法は低温ロウ付けになりますが、溶融点が230℃付近なので
エンジンオイルの温度には問題無いとの判断です。本当は銀ロウ
を使用すべきですね。
エンジンに、実装します。左のパイプがセンド・右がリターンです。
これで、オイルリークに悩まされずに済みます。
リークしていると、クーラー用リリーフバルブが働かずにオーバークールに
なったり、エンジンを止めるとオイルが落ちてきて、見た目には
オイルが山盛りに入っているように見えても、実際はホースとコアの分
が足りないので、エア噛みしたり、最悪の場合潤滑不良を引き起こします。前はパイプが斜めに刺さっていたので、そこからダダ漏れしてました。これでOKです。
オイルポンプはCBR1000Fのトロコイドポンプインナローター・
アウタローター・リリーフバルブとX4のポンプハウジングを組み合わせます
この時に、リリーフバルブ穴とセンド・リターンホールに穴を空けます。
簡単にやるときは、CBR1000Fのポンプハウジングをそのまま使用し
ます。後者の場合、穴あけ加工は不要です。
ポンプを分解整備した時は、必ずシクネスゲージでクリアランスを測定
します。ポンプは完成品管理されてますので、基準値以下の場合
排出量不足でエンジンに不調になります。
エンジン前面、フィッティングの状況です。
普段は蓋がしてあるところです。
オイル取り出しは、ウィズミ-を使用しております。
ウィズミ-にはオイルクーラーキットがありましたが、16万程してました、
何も知らない頃、部品だけ売ってくれ!!って電話したら、現物合
わせですって言われたんですが、納得しました。
金額も、そんなもんでしょう。知らないと結構大変です。
自分でやると、部品代でクーラー本体も入れて、6万程です。
チューニングエンジンの場合、動作油圧の管理を行う為、油圧計を
取り付けます。カートリッジフィルタとくランクケースの間に挟まっているのは、MOCAL製オイルクーラー用サンドイッチブロックですが、仕切り板
に穴を空けストレートにオイルが流れるようにし、取り出し穴に油圧計
センサーを取り付けます。油圧計は大森メーター製電子式油圧計です。この辺の部品はワークスイズミで購入できます。今はセンサー用
ブロックも販売しているようです。まとめて買うと、ねじ径やピッチを合わせてもらえますので、簡単に油温計と油圧計の取り付けが出来ます。
ワークスイズミさんでは、いろんな相談に乗ってもらえます。
異径コネクタなど豊富に揃ってます。